焦りや怒りは相手に伝わる|二重決済をきっかけに夫婦喧嘩になって感じたこと
先日、妻と少し大きめの喧嘩をしました。きっかけは、推し活グッズの二重決済です。グッズ自体は無事に購入できていたので、欲しかったものが買えなかったわけではありません。ただ、あとから決済が二重になっていることが分かり、そこから話がこじれていきました。
二重決済に気づいたタイミング
その日、妻は実家に帰っていました。私が仕事から帰宅したあと、妻からLINEが来ました。
内容は、推し活グッズの決済が二重になっているというもの。そして、「見たら返事して」と催促するようなメッセージもありました。
その瞬間、正直なところ私は「なんで今なんだろう」と思いました。
仕事から帰ってきて疲れていたこともあります。自分にも別の予定がありました。妻は家にいない状態で、今すぐ直接一緒に確認できるわけでもありません。
もちろん、二重決済は確認したほうがいいことです。放置していい問題ではありません。
ただ、今このタイミングで急いで電話してまで対応しなければいけないことなのか、という気持ちもありました。
翌日、少し余裕のあるときに会って対応したほうがよかったのではないか。わざわざ今日、このタイミングでやらなければいけないことではなかったのではないか。そう思っていました。
二重決済に気づいたこと自体は大事です。でも、だからといって、相手の都合や状況を考えずに「すぐ対応しなければならない空気」になることには、少し違和感がありました。
二重決済の対応をするはずだった
私も確認してみると、たしかに二重決済になっていました。
そのことを妻に伝えると、「少し電話したい」と言われました。正直、気乗りはしませんでした。でも、解決しないといけないことではあるので、電話することにしました。
最初は、お互いにどう対応するのが一番いいのかを調べる流れでした。
私はカード会社側でどう対応できるのかを確認していました。妻はSNSで同じような人がいないか調べていたようです。
妻からは、「問い合わせしている人がいる」「重複した分をキャンセルした人がいる」という話が出ました。
一方で、私がカード会社側の対応について話すと、どこか「それは意味がない」というようなニュアンスで返されたように感じました。
ここで、少しずつ自分の中の苛立ちが大きくなっていきました。
自分としては、解決するために調べているつもりでした。それなのに、やっていることを軽く扱われたように感じてしまったのです。
この時点で、すでに私は冷静ではなくなり始めていたのだと思います。
本質からズレていく感覚があった
その後、なぜか購入時の時系列を確認する流れになりました。
どのタイミングで購入したのか。決済メールは来ていたのか。どのように重複したのか。
状況を整理する意味では、時系列確認が完全に無駄だったとは思いません。
ただ、今回の本質はそこではないと感じていました。
すでに二重決済になっていることは分かっています。であれば、今やるべきことは原因を細かく突き止めることよりも、問い合わせやキャンセル対応のはずです。
それなのに、話がどんどん細かい確認に逸れていくように感じました。
さらに、私が時系列を話している途中で、「違う違う」「一緒じゃない」というように遮られる場面もありました。
私は何度も「一旦最後まで聞いて」と言いました。このあたりで、かなりイライラしていたと思います。
相手が焦っていることは分かる。でも、こちらも解決しようとしている。それなのに、途中で話を遮られたり、本質からズレた確認に引っ張られたりすることに腹が立っていました。
問い合わせ文を作る中で、こちらの口調も強くなった
その後、問い合わせ文を作ることになりました。
妻から「GPTで作るのが早いよね」と言われ、私が問い合わせ文を考えました。
文章を作って送ると、妻は「うーん」という反応でした。どこが気になるのか聞いて修正しました。再度送っても、また「うーん」という反応でした。
そのとき私は、「自分はこの文章で納得している。気になるところがあるなら言って」というようなことを言いました。
この言い方は強かったと思います。
妻からも「そんな言い方しないで」と言われました。今振り返ると、ここで謝るべきでした。でも、その場では謝れませんでした。
自分の中にも、「こっちも対応しているのに」「何が気になるのか言ってくれないと分からない」「急いでいるなら、なおさら具体的に言ってほしい」という気持ちがありました。
結局、問い合わせ文は作成し、確認しながら問い合わせも投げました。
電話を切る前に、私は「さっきは強く言ってごめん」と伝えました。
最後に謝れたことはよかったと思います。ただ、そのときにすぐ謝れなかったこと、そしてそれまでに強い言い方をしてしまったことは、自分の反省点です。
電話後のLINEで、さらに感情が動いた
電話を切ったあと、妻からLINEが来ました。
内容としては、私の態度を見直したほうがいいということ。そして、「気づいて教えてもらったのに何もないのは人間性を疑う」「仕事ではそれをやらないほうがいい」というような言葉もありました。
正直、かなり強い言い方だと思いました。
もちろん、二重決済に気づいて教えてもらったこと自体は助かっています。それは事実です。
ただ、その一方で、素直に受け取れない部分もありました。
こちらとしては、今すぐ電話してまで対応する必要があるのか疑問に思いながらも、妻の焦りに付き合い、問い合わせ文を作り、確認し、実際に対応まで進めた感覚がありました。
だからこそ、「気づいて教えてあげたのに」というような言い方をされると、違和感がありました。
人に何かを教えたり、手助けしたりするときに、「やってあげたのに」という気持ちが強くなると、相手の反応が期待通りでなかったときに、自分自身が傷つくことになります。
そして、その気持ちは相手にも伝わります。
本当に相手のためになることだったとしても、「助けてあげた」「教えてあげた」という感覚が前に出ると、受け取る側は負担に感じることがあります。
今回は、教えてもらって助かった部分はあります。ただ同時に、こちらとしては、焦っている相手を落ち着かせながら一緒に対応したという感覚もありました。
だから、「何もないのは人間性を疑う」という言葉には、かなり引っかかりました。
もちろん、自分の態度が悪かった部分はあります。口調が強くなったことも事実です。
ただ、今回の態度の悪さは私だけの問題だったのか、とも思いました。
妻も焦っていました。こちらの話を遮ることもありました。こちらが調べたことを意味がないように扱われたようにも感じました。本質からズレた話に引っ張られている感覚もありました。
だからこそ、「私だけが悪い」というような言われ方には納得できませんでした。
また、「仕事ではやらないほうがいい」という言葉にも違和感がありました。
仕事と夫婦関係では、距離感も感情の入り方も違います。
仕事なら、相手が焦っていてもある程度割り切れます。でも夫婦だと、相手の言葉や態度を近い距離で受け取ってしまいます。
だから、単純に仕事に置き換えて指摘されることにも、少し違和感がありました。
なお、翌朝には妻から「昨日は言いすぎてごめん」と連絡がありました。妻も自分の言い方が強かったことは感じていたのだと思います。
感情的な言葉を真に受けすぎない
喧嘩の中では、強い言葉が出ることがあります。
今回も、「人間性を疑う」というような言葉がありました。
そういう言葉を言われると、普通は傷つきます。反論したくなります。「そこまで言われる筋合いはない」と思います。
ただ、今回感じたのは、感情的になっている相手の言葉をすべて真に受ける必要はないということです。
もちろん、言っていい言葉ではありません。
でも、そこでこちらが真正面から受け止めて反応すると、自分もさらに感情に飲まれてしまいます。
- 今の言葉は、相手が感情的になっている中で出たもの
- 自分の価値そのものを表しているわけではない
- ここに反応しすぎると、また本質からズレる
そう考えたほうがいいのだと思いました。
それは相手を許すという意味ではありません。自分が冷静さを失わないために必要な考え方だと思います。
本当の問題は、二重決済ではなかった
今回の本当の問題は、二重決済そのものではなかったと思います。
二重決済は面倒です。問い合わせも必要です。返金されるのか不安にもなります。
でも、それ自体は対応できる問題です。
本当に大きかったのは、二重決済が分かったあとに出てきた焦りや怒りでした。
妻の焦りがこちらに伝わる。こちらも焦りや苛立ちに飲まれる。相手の言葉に反応する。こちらの口調も強くなる。そして、さらに相手も反応する。
そうやって、感情がどんどん伝搬していきました。
最初は二重決済への対応だったはずなのに、いつの間にか態度や言い方の話になっていました。
夫婦喧嘩は、こうやって起きるのだと思います。
問題そのものよりも、問題が起きたときの感情の扱い方で揉める。今回の件で、それを強く感じました。
感情と行動を切り分けるべきだった
今回、自分が一番反省しているのは、感情と行動を切り分けられなかったことです。
ムカつくことはありました。疲れているタイミングで電話が来たことにも腹が立ちました。本質からズレた話をされているように感じたことにも苛立ちました。妻の言い方や態度にも、納得できない部分がありました。
でも、それと自分がどう行動するかは別です。
腹が立っても、強い言い方をする必要はありませんでした。相手が焦っていても、自分まで焦る必要はありませんでした。本質からズレていると感じたなら、冷静に「今やるべきことは問い合わせだと思う」と伝えればよかった。
感情があること自体は仕方ありません。
疲れていれば余裕もなくなります。急に予定を崩されれば不満も出ます。相手の言い方に引っかかることもあります。
でも、その感情のままに行動すると、相手にも伝わります。
- 焦りは焦りを呼ぶ
- 怒りは怒りを呼ぶ
- 強い言い方は、さらに強い反応を呼ぶ
今回、自分もその流れに乗ってしまいました。
最初から俯瞰できていれば、違う結果になったかもしれない
もし最初から自分が一歩引いて見られていたら、今回の喧嘩は違う形になっていたかもしれません。
- 今、妻は焦っている
- 自分も疲れていて余裕がない
- でも、今やるべきことは二重決済への対応
- 相手の焦りに同調しない
- 強い言葉を真に受けすぎない
- 問い合わせ文を作るなら、淡々と作ればいい
そう考えられていれば、こちらの口調が強くなることもなかったと思います。
もちろん、相手の態度に問題がなかったとは思いません。
焦っていいわけではありません。こちらを責め立てるような言い方をしていいわけでもありません。人格否定のような言葉を言っていいわけでもありません。
ただ、それでも、自分が相手の感情に巻き込まれずに行動できていれば、少なくとも自分の態度は変えられたはずです。
相手を変えることはできないかもしれません。でも、自分がどう反応するかは変えられます。
今回の一番の学びは、そこだと思います。
夫婦関係では、正しさよりも反応の仕方が大事な場面がある
今回、私は自分なりに正しい対応をしようとしていました。
- カード会社側を確認する
- 問い合わせ文を作る
- 必要な情報を整理する
- 実際に問い合わせを投げる
やるべきことはやっていたと思います。
でも、夫婦関係では「正しいことをしている」だけでは足りないことがあります。
こちらが正しく対応しているつもりでも、言い方が強ければ相手は傷つく。相手の焦りに巻き込まれれば、こちらも態度が悪くなる。態度が悪くなれば、相手もさらに反応する。
そうなると、問題解決よりも感情のぶつけ合いが前に出てしまいます。
夫婦関係では、何をするかだけでなく、どう反応するかも大事なのだと思いました。
- 相手が焦っているときほど、自分は落ち着く
- 相手が強い言葉を使っているときほど、自分は一歩引く
- 本質からズレそうなときほど、冷静に話を戻す
それができれば、避けられる喧嘩もあるのだと思います。
今後気をつけたいこと
今回の件で、自分が今後気をつけたいことははっきりしています。
- 相手が焦っていても、自分まで焦らない
- 相手がイライラしていても、自分まで同調しない
- 感情的な言葉を真に受けすぎない
- 腹が立っても、行動は冷静に選ぶ
- 本質からズレそうになったら、冷静に話を戻す
そして、自分が強い言い方をしてしまったときは、その場で謝る。
最後に謝れたことはよかったと思います。でも、本当は「その言い方やめて」と言われた時点で謝るべきでした。
そこで謝れなかったのは、自分の中に怒りが残っていたからです。
感情と行動を切り分けるというのは、こういう場面でこそ必要なのだと思います。
まとめ|相手を変えるより、まず自分の反応を変える
今回、推し活グッズの二重決済をきっかけに、妻と喧嘩になりました。
ただ、本当の問題は二重決済ではありませんでした。
問題が起きたときの焦り。怒り。不安。相手の言い方。自分の受け取り方。そして、それに反応してしまう自分の行動。
そうした感情の連鎖が、喧嘩を大きくしてしまいました。
相手の焦りや怒りは、自分に伝わります。そして、自分の苛立ちも相手に伝わります。
腹が立つことはあります。納得できないこともあります。相手の態度にも問題があると感じることはあります。
でも、それでも自分がどう行動するかは選べます。
相手を変えることは難しいです。というより、基本的に相手を自分の思い通りに変えることはできません。
相手に「もっと冷静になってほしい」「もっと余裕を持ってほしい」「そういう言い方をやめてほしい」と思うことはあります。
でも、相手が実際に変わるかどうかは、自分では決められません。
一方で、自分の反応は変えられます。
- 相手が焦っていても、自分まで焦らない
- 相手が怒っていても、自分まで同じ温度で返さない
- 相手の言葉をすべて真に受けず、一歩引いて受け止める
- 感情と行動を切り分けて、今やるべきことを選ぶ
自分が変わることで、相手の反応が変わる可能性もあります。
こちらが冷静でいれば、相手も少し落ち着くかもしれません。こちらが強い言葉で返さなければ、喧嘩が大きくならないかもしれません。こちらが本質に話を戻せれば、問題解決に向かいやすくなるかもしれません。
そして、仮に相手が変わらなかったとしても、自分を守ることはできます。
- 相手の焦りに巻き込まれない
- 相手の怒りをそのまま受け取らない
- 相手の強い言葉で、自分の価値まで揺らさない
それだけでも、自分の心の消耗は減らせるはずです。
今回の件で、自分が学んだのはそこでした。
相手はイライラしていいわけではありません。焦り散らかしていいわけでもありません。強い言葉で相手を傷つけていいわけでもありません。
夫婦関係では、相手を変えようとするよりも、まず自分が感情に飲まれずに行動することが大事な場面があります。
自分が変われば、関係性が変わる可能性がある。たとえ相手が変わらなくても、自分を守ることはできる。
今回の出来事は、そのことを強く感じた経験でした。
同じように、些細なトラブルから夫婦喧嘩になった経験がある方もいると思います。感情的な言葉をどう受け止めるか、相手の焦りにどう巻き込まれないかは、今後も自分の課題として考えていきたいです。
みなさんなら、こういう場面でどう対応しますか?似た経験や、感情的にならないために意識していることがあれば、コメントで教えてもらえると嬉しいです。
※この記事は個人的な体験と振り返りをもとに書いています。
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